"聖地"という言葉を軽々しく使えなくなった話
2019年 03月 11日
(前回の投稿から一年近く経ったわけですが一応書いときます.)
コンテンツの舞台や生産地の話をするとき,しばしば"聖地"というキーワードを用いることがあると思います.
かくいう自分もその一人でしたが,その言葉の意味合い,使われ方はだんだんと軽くなってきている気がします.
本来的というか,一般的に聖地というのは宗教的な意味合いで用いられる単語で,エルサレムだとかパレスチナだとか,天竺だったりしますけど,教徒にとってそれは始祖の地であり,日々の礼拝の方向であり,生涯の義務たる巡礼の地であるはずです.
自分にとって聖地のもつ意味は何なのか,踏み入るに足る信心はあるのか.
十分に理解したとは言えないけれど,「コンテンツあっての聖地」ではなく「聖地たる場所だからコンテンツが生まれた」という至極当然のことを肌で感じ,そう軽々しく話題に出来なくなっちゃったな...と思った次第です.
by maniaaaa
| 2019-03-11 01:17